歯医者さんで定期的に健診に通って診てもらったら、虫歯の発見も安心だと思われていませんか?
実は経験を積んだ歯科医師でも目で見ただけで初期の虫歯を見つけるのはとても難しいです。
しかし視診に加えレントゲン検査を行うと格段に初期の虫歯の検出精度が上がります。
一方、レントゲンによる被ばくについても、日常生活で生じる被ばくと比較するとほとんど問題ありません。
日本人が自然界から1年間に被ばくする量は2.1mSvです。
また東京~ニューヨーク間を飛行機で往復すると1.5mSv前後被ばくします。
医療被ばくについて、一般の胸部レントゲン撮影は1枚で0.06mSvの被ばく、腹部CT撮影1回で10mSv前後の被ばくがあります。
一方、歯科医療での被ばくですが、口の中に装置を入れる歯科口内デンタル撮影で1枚0.01mSv、歯科パノラマ撮影1枚で0.03mSv、歯科用CT撮影1回で0.1mSvと非常に少ない被ばく量で安全です。
全ての歯のみならず、上顎・下顎・顎関節などが広範囲に撮影できるレントゲンです。
一枚当たりの被ばく量は0.03mSvと広い撮影範囲の割に少なく安全です。
口内法デンタルレントゲンでは得られない、埋まった親知らず、顎の骨の中に生じる膿の袋、顎関節の情報が得られます。
広い撮影範囲を得られるため、初診時には殆ど撮影します。
また大きなトラブルを検出するために、5から6年毎にこのレントゲンを定期健診の際に撮影しています。
最も多く用いる歯科用レントゲンです。
撮影範囲が小さい反面、非常に解像度の高い鮮明な画像が得られます。
また1枚当たりの被ばく量が0.1mSvと非常に少なく安全です。
急な歯のトラブル(痛み、腫れ、脱離など)があれば必ず撮影します。
またこのレントゲンは奥歯の初期の虫歯の検出能力に優れ、当院でもこのレントゲンを定期健診の際に撮影させていただいているおかげで、今までに数えきれない虫歯の見逃しを防ぐことができています。
当院では1年毎にこのレントゲンを定期健診の際に撮影しています。
親知らずの抜歯、膿の袋の手術、インプラント手術、矯正治療などの際に撮影します。
CTは被ばく量がとても大きい印象がありますが、歯科用CT撮影は1回で0.1mSvの被ばく量で、腹部のCT撮影と比較すると数十分の1の被ばく量しかありません。
矯正治療の診断の際に用います。
1回の被ばく量は0.03mSvと少なく安全です。
当院では分析ソフトなどを用いて矯正治療の診断の材料に用いています。
([1]当医院の研修活動 /[2] なるべく少ない痛みで / [3]感染予防/ [4]充実した設備 / [5]院内技工 / [6]接遇について / [7]将来を見据えた歯科医院 / [8]保険外診療の説明と料金 / [9]レントゲン検査)