こんにちは、歯科衛生士の橋本です。最近は、汗ばむような日も
多くなってきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
ゴールデンウイークも近づいてきましたがご予定はお決まりですか?
わたしは、部屋の片づけをして掃除をする予定です!(^^)!
さて、今回は抜歯する時、血液をサラサラにするお薬の休薬と止血処置についてです。
血液サラサラのお薬とは
血栓ができやすく、血管がつまりやすいかたの血液を固まりにくく
サラサラにする抗血栓薬のことです。高齢になると動脈硬化などの影響で
血管に血栓ができ脳梗塞、心筋梗塞、心不全などの病気を発症しやすくなります。
血管を詰まらせないためには、薬を欠かさずに飲むことが肝心です。
以前は、「抜歯を安全に進めるために一定期間服用を休まざるを得ない」と
考えられていましたが、当院は休薬せずに抜歯ししっかりと止血処置をしています。
そのため、独断で歯を抜かなければならないからと血液サラサラの
お薬を中断したりするのはやめましょう。血栓症が起きたら大変です。
術前の処置内容
お口の中がプラークや歯石で汚れている状態では炎症が起きやすく
出血しやすいので事前にお口の中をクリーニングしておきます。
抜歯後の処置
抜歯した穴に止血用のスポンジを詰め、歯肉を縫合します。
さらに、縫った上から樹脂製のカバー(止血シーネ)で圧迫、保護します。
※止血シーネは、お口の型取りをして事前に製作し準備しておきます。
※止血シーネはマウスピースのようなものですので装着した状態でお食事できます。
このようにしっかりと処置をしますのでご安心ください。
ご不明な点や、不安なことがございましたらお気軽にスッタフにお声がけ下さい。
また、お薬を飲み始めたり変更があった場合は、必ずお薬手帳をお持ち頂くようお願いいたします。