こんにちは、歯科衛生士の太田です!
思わぬ雪で、また冬に戻ったかのような天候が続いておりますが、皆様寒さに負けずお元気でお過ごしでしょうか?
さて今回は、酸蝕歯についてお話したいと思います!
酸蝕歯とは歯が酸に蝕まれ、溶けてすり減ってしまう状態の事を言います。
身体にいいからといってお酢や柑橘類、ジュースなど好んで取り入れている人は酸蝕歯に注意が必要です!
一度溶けると基本的に歯が復活することはありません!
日本では20代、30代で4人に1人が酸蝕歯予備軍という国内データも存在します。
歯は神経を象牙質、エナメル質の層が覆う形で出来ていますが、表面のとても硬いエナメル質でもジュース程度の酸で溶けてしまうのです。
象牙質まで溶けると神経に響くので気が付きますが、エナメル質の段階だと自覚症状がありません。
酸蝕歯の症状は?
酸蝕歯になった歯はものを食べた時にしみるようになります。さらに象牙質が透けて歯が黄ばんだり、歯の先端が透けて薄くなったりします。
また、酸蝕歯は細菌に関係なく酸により科学的に歯が溶けるため、きれいな口でも発症します。
歯の先端が少し透けてきたり、薄く白濁してきていたら、食い止めるケアが必要です。
酸蝕歯を予防するには?
・酸っぱいのもを食べたら30分ほど歯磨きを控える
・酸性の飲食物を口にしたらそのあとすぐ水やお茶を飲む
・口が乾いているときは酸性の飲み物を避ける
・フッ素高配合の歯磨き剤やジェルを使う
・やわらかい歯ブラシを使う
これらに気を付けていただいて健康な歯を目指しましょう!