こんにちは、歯科衛生士の佐々木です。
すっかり秋の空気を感じる今日この頃ですが、油断して身体を冷やさないように気をつけましょうね!
さて、皆さんは最近、病院や整形外科などで「フレイル」っていう言葉を見聞きしたことはありませんか?
掲示ポスターやチラシなどで目にした方もいらっしゃると思います。
フレイルとは、4年ほど前に日本老年医学会により
「病気ではないけれど、年齢とともに全身の筋力や心身の活力が低下している状態を言う」と提唱された言葉です。
★次の5つの項目のうち3つに該当するとフレイルと判断されます。
1.体重の減少(意図しない年間4.5kgまたは5%以上の減少)
2.疲れやすい
3.歩行速度の低下
4.筋力の低下
5.身体活動量の低下
いかがですか?皆さんのご家族など、周りで当てはまる方はおられませんか?
そして、歯や口腔機能のフレイルのことを「オーラルフレイル」といいます。
飲み込みの機能もそうですが、虫歯や歯周病などで噛み合わせが良くないと、食事が摂れず低栄養から体重減少へと全身のフレイルにつながってしまいます。
日本人は、平均寿命までの要介護・要支援期間が約10年あると言われていますが、このフレイルの段階で改善していけば健康寿命を延ばすことができるのです。
健康なうちにお口の中を良い状態にしておくって大事ですね!
また歯科では、舌や咀嚼機能など口腔機能の検査を、65歳以上の方へ保険で行うことができるようになりました。
ご家族で気になる方がおられれば、一度お問い合わせください!