「舌がヒリヒリする」、「唾液が出ない、口が渇く」、「味覚がおかしい」、「すぐ口内炎ができる」、「顎が痛い」などの症状でかかりつけのお医者さんや歯医者さんに相談したけれど、“相手にしてもらえなかった”・“薬はもらったけれど全然かわらなかった”などとお悩みの方はいらっしゃいませんか?
このような症状に対して何をやってもダメだった、こういった方には残された治療法として漢方があります。
中国から医学が伝わった5世紀以降、徐々に日本の風土や日本人の体質などに合った医学に発展していき現在の漢方医学が日本の伝統医学として確立されてきました。
漢方医学(漢方薬)の主な特徴
西洋医学(西洋薬)の主な特徴
問診票をご記入いただきます。その際、現在飲まれている薬やサプリメントなどを正確にお知らせください。
実際に問診を進めながら、血圧・口腔内体温測定や舌診などを行います。
西洋医学で用いる薬とは異なり、漢方薬の選択には症状だけでなく体質を判断する必要があるため、普段伺わないことも質問させていただくことがあるためご協力をお願いいたします。
漢方治療の適応か否か診断します。 漢方治療の適応で無い場合は、適切な専門医へ紹介いたします。
以上の結果を総合的に判断して漢方薬を選択し、お出しします。
後日、ご来院いただきまず1ヶ月程度同じ漢方薬を飲んでいただきます。
その後の状態に応じて、漢方薬の延長や変更などを行います。
口腔漢方による治療成功率はあまり高くありません。よってまず他のありとあらゆる治療法を医師・歯科医師などに相談されることをお勧めいたします。
実際、漢方薬を服用しはじめて効果が現れるまでに少し期間がかかります。よってすぐに効果が現れないからといって、漢方薬の内服を中断しないでください。
口腔漢方治療は全て保険外治療になります。
治療の精度を向上させるため口腔内科学研究会にセカンドオピニオンを求めてから処方を決定するため、漢方薬をお渡しできるのに少しお時間をいただきます。
漢方を飲み始めて1日~2日経った頃に嘔吐や下痢などの症状が始まることもありますが、症状が軽いならもう1回~2回飲んでみて下さい。漢方には独自の「瞑眩(めんげん)」作用というものがあり一見、副作用に似ていますが病気が改善していくときに現れる良性反応なのです。ただし、激しい反応や変化が起きた時や何かご心配の時は一時中止され、お手数ですがご連絡下さい。
基本は朝・晩の食前に決められた量(煎じ方により異なります)をお飲みいただくのが良いと思いますが、食前(空腹時)に飲むと薬効が吸収されやすいので、気持ち悪くなるという方や都合により食前に飲むことが難しい方は、食間または食後など都合の良い時に飲んでいただいても大丈夫です。
また、牛乳やお茶で煎じたり苦いからといってハチミツなどを加えたりすると、薬の効果が変化する事がありますので、お水で煎じて下さい。煎じた後、苦味が強ければ薄めて飲んでいただいてもかまいませんが一日で飲みきるようにして下さい。
土瓶か土鍋にお水300ccと漢方薬1袋を入れ、約10分つけておきます。 土瓶や土鍋がなければホーローの鍋かやかんで代用してもかまいません。銅や鉄などの金属類は化学変化を起こす事があるのでやめましょう! 土瓶の底に水気がついていると壊れやすいので、火にかける前に良く拭きましょう!
10分後、火にかけ、とろ火で30分煮出すと半量くらいになります。 急激に強火にかけ煎じると土瓶にひびが入ることがあるのでとろ火でゆっくり煎じてください。せっかくの薬効成分も抽出できません。 煎じる時は有効成分が失われないようにふたをし、吹きこぼれそうなときは、やけどをしないよう気を付けてふたを少しだけ、ずらしましょう! 薬を袋ごと捨てて1回量として服用してください。
耐熱容器にお水300CCと漢方薬1袋を入れ、約10分位つけておきます。 10分後レンジで約5~6分温めます。
電子レンジ加熱直後は熱くなっていますので、やけどに気を付けてください。 加熱後、薬を袋ごと捨てて1回量として服用してください。
コップ又は湯呑茶碗に熱湯180CCを入れ、漢方薬1袋を約3分つけておきます。 3分後、静かに漢方薬を上下しよく振出した後、薬を袋ごと捨てて1回量として服用してください。
振出しても充分成分が抽出できるよう加工されています。 漢方薬は入れたままにしておくと苦味の原因になりますので必ず取り出してください。
熱いのでやけどをしないように気を付けて飲みましょう。